つらい日は、ただ外を眺めてみる
何をしても気が晴れない日があります。
気分転換に出かけようと思う気力もなくて、ただ時間だけが重く流れていくような日。
そんなとき、お昼休みに職場の隣のビルの展望室へ行ってみました。
何かを期待していたわけではありません。
ただ、少しだけ場所を変えてみようと思って、ぼんやりと外を眺めてみました。
窓の向こうには、海と、広がる青い空。
いつも見上げるビル群は小さな街並みになり、遠くに湾や山並みが見渡せます。
人の気配も遠くて、ただ景色だけが広がっていました。
特に何かを考えていたわけでもなく、ただぼーっと眺めていただけのひと時。
職場に戻るときに、少しだけ心が軽くなっていることに気づきました。
何か解決策が思い浮かんだわけでもありません。
悩みがなくなったわけでもありません。
でも、さっきまでぎゅっと小さく縮こまっていた心が、ほんの少しだけ開いたような感じがしました。
それ以来、通勤のときにも、ふと外を見るようになりました。
電車の車窓から見える空や街並み。
会社へ向かう途中の高架橋から見える景色。
いつも通っている場所なのに、目線を上げて周りに目を向けると、少しだけ気持ちがゆるむことがあります。
心が疲れているとき、どうしても視野が狭くなってしまうことがあります。
目の前のことや、自分の頭の中にある思いだけでいっぱいになってしまう。
そんなとき、広い景色をぼんやり眺めて心を休めていると、少しだけ視野が外に広がっていくような気がします。
だからといって、何かがすぐに解決するわけではありません。
でも、そうして少し心がゆるむと、ある日ふと、「ちょっとこれをしてみようかな」そんな小さな気持ちが見つかることがあります。
もし、何をしてもつらい日があったら。
無理に元気になろうとしなくても、どこか遠くへ出かけようとしなくても、ただ少しだけ外を眺めてみる。
それだけでも、心に少し風が通ることがあるのかもしれません。