夫とのW異動でメンタルの危機を経験し、以前、読んだ本に瞑想・マインドフルネスがストレス治療にも利用されているとあったので、メンタル強化のため自分の生活に取り入れてみることにしました。
読んだ本はこちら、
「頭をからっぽにするレッスン 10分瞑想でマインドフルに生きる」
著者:アンディ・プディコム、訳者:満園 真木
こちらは、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが絶賛したという瞑想とマインドフルネスの入門書として、世界的に注目を集めた一冊です。
瞑想・マインドフルネスの効果
瞑想・マインドフルネスを宗教的なものではなく、テクニックとして紹介されています。その効果は次のとおりです。
・万能なストレス対処法であり、心のアスピリン。
・周囲の人々との関係改善
・ストレス性症状の治療(慢性不安、うつ病、怒り、依存、強迫行動、不眠、筋肉の緊張等)
・仕事や趣味、スポーツでよりよい成果をあげる(米オリンピックチームで活用)
・集中力と能率向上(アメリカ海兵隊で活用)
→心が関係する行動ならなんでもメリットがある。人生における幸福感や充実感、よい人間関係もすべては心次第。
うーん、瞑想するだけで本当にこんなによくなるの?
というのが、初めて読んだときの正直な感想でした。
そもそも、瞑想・マインドフルネスがよくわからなかったのですが、本書を読んでわかったのは、
よりよく生きるためのツールであり、マインドフルネスを実践するためのテクニック
・表面的な感情に左右されず、悲しみや怒りの中にあっても、はっきりと感じられる状態。
・どんな思考が渦巻いていても、どんな感情を抱えていても「平気でいられる」こと。
悲しみや怒りを感じないのは無理そうだけど、「平気でいられる」ようになれたらいいな
ということで、何はともあれチャレンジしてみることにしました。
10分間 瞑想のやり方
本書では、「10分間瞑想」の具体的な方法をわかりやすく紹介しています。
忙しい毎日、10分間ものんびり瞑想なんてやってられない!
私の個人的な感想ですが、同じように思われる方も多いのではないでしょうか?
そんな私でも取り組んでみようと思えたのは、この本の中には日々の生活の中にマインドフルネスを取り入れる方法が紹介されていたからです。長い時間、ただ何もしないで瞑想するのは退屈そうでやる気になりませんでしたが、普通に過ごしてマインドフルネスの効果も得られると思うと意欲もわいてきます。
中でも、「眠りながらマインドフル」は入眠時にできるので取り入れやすかったです。
最初は「眠りながら」を取り入れて、慣れてきたら、10分瞑想を5分に短縮してやってみました。そうしている内に慣れてきて、今は10分瞑想を習慣にできてきました。
やってみた感想・効果
実際にやってみて感じたことは、次の3つです。
10分間は慣れると短い
最初は10分は長いと感じ、毎日は無理だと思っていました。でも、まず5分やってみたら短く感じるようになり、少しずつ時間を伸ばして最後には10分があっという間に過ぎるようになりました。朝の子供達が起きてくる前の時間帯に1人になれる場所で取り組んでいます。
頭の中が休まってスッキリする
息抜きのつもりでネットサーフィンしたり、好きな携帯小説を読んでいるとあっという間に時間が過ぎるのですが、目と頭は返って疲れてしまうと感じていました。10分瞑想すると、心がざわついてあれこれ考えてしまう時も、次第に落ち着いてきて、10分が終わった頃にはゴチャゴチャしていた頭の中がスッキリするようになりました。
感情の波に飲まれ難くなる
子ども達が時間がない時や忙しい時に限って言うことを全然聞かなかったり、甘えん坊になってぐずったり(泣き喚いたり)すると、どうしてもイライラします。イライラすること事態はなくせないのですが、瞑想を始めてからイライラしている自分に気付いて冷静になったり、すっと視点を変え易くなりました。ストレスが溜まっている時もそれに押し潰されていくのではなく、今キツいから悪循環にハマらないにはどうしたらいいかなと考えられるようになってきました。
いかがでしたか?ご興味を持たれた方は、ぜひ本も読んでみてください。具体例が多く、瞑想の効果やどういった状態を指すのかがイメージしやすくなると思います。